SWORD WORLD RPG * Tutorial 1-2
いまさら寺子屋・ソードワールドRPG編
「技能」その2
- みんなー、元気ー? あっ、はじめまして。
- 私は、オレリアン魔術師ギルドの、”冒険者マリエール”、よろしくね~♪
- でも、マークって真面目って言うか、きっちりしてるって言うか……、綺麗な顔してるのに、性格が妙に”ガチムチ”なのよね~?
- 「説明は苦手だ……」って言ってたし。
- あれじゃ、掴みでみんな寝オチったり、閉じたりするってば。今度ちゃんと言っとくね?
- コホン(咳払い)
- で、ソードワールド1stは、1989年創刊のソードワールドRPG、1990年創刊のソードワールドRPG上級ルール分冊1・分冊2、1996年創刊のソードワールドRPG完全版、2004年創刊のソードワールドRPGベーシックのことを言ってるからね?
- 何でもEsqlima、ソードワールド2.0は、「世界観が違い過ぎ、いっぱいあり過ぎ、全っ然、頭に入んない!」とか何とか言って、ルルブ(ルールブック)ぶん投げてたわ……、もしかして、私より馬鹿?(にやり)
- まあ、良いわ、ここからはちょっと真面目に行くわね?
- ソードワールド1st、つまりフォーセリアの中で、”冒険者”としてやっていくための技能、”冒険者技能”って言うのだけど。
- 私が取得しているセージ(学者)とソーサラー(魔術師)、そして同じ”魔法系技能”と言うことで、シャーマン(精霊使い、呪い師)もついでに紹介するわね。
- ここまでは大丈夫?
- じゃあ、このキャラクターシートを……、って何よこれ? 私じゃないの?(がーん)
- まあ、良いわ、説明続けるわ(ぶー)
- 技能って欄に、セージ、レベル4、ソーサラー、レベル5、あと、次回のレイシュウ様が本職なので説明譲ってるけど、プリースト(ラーダ)、レベル1って書いてるわね。
- エルフとか、エルフが育ての親のハーフエルフ、あと人間で”生まれ表”が”呪い師”だったら、シャーマンの技能持ってるってことね?
- ちなみに、私の生まれ表は”学者”、つまり、セージ、レベル1って所から”冒険者”になってるわね?
- ああ、それと。
- プリースト(ラーダ)の”ラーダ”が何か、は、次回、プリースト(神官)技能の説明の時に、私より頭の良い人が、死ぬほど詳し~く教えてくれるからね?
- (ほう、私に対する挑戦ですか?←遠くからレイシュウの声)
- あんまり脱線してると、マークとレイシュウ様に怒られるわね?(とほほ……)
- じゃあ、最初はセージ(学者)技能ね。
- 博識で、あらゆる学問に精通してる……、と言っても、フォーセリアでは文献とかもあまりなくて、学問は啓けてないから、どちらかと言うと「実際に見聞することが、最良の学問である」って感じで、意外と”冒険”に繰り出す人多いのよね?
- 私の師匠も元兄弟子のレイシュウ様も、”国家の要人”になる前は冒険に出て、1週間や10日は留守に、ギルドの書斎がもぬけの殻になってたわね(遠い目)
- そうそう、私達みたいな学者だけではなくて、王族や貴族、騎士にもこの技能は多いわね? あと、学校(寺子屋みたいな感じです)の先生もこれね。
- あら? 疲れてない? 蒼花(マロウブルー)のお茶でも飲む?
- それじゃ、次、ソーサラー(魔術師)技能、
- と、その前に、ソーサラー、シャーマン、プリーストなどは、”呪文を使う人”って意味で、”ルーンマスター”とか、”スペルユーザー”とか呼ばれているわね?
- マークが持ってる、バード(吟遊詩人)の「呪歌」も魔法と言えば魔法なんだけど、でも、何て言うんだろう? ちょっと意味合いが違うのよねー、今度、マークと話して、詰めてみるわね?
- じゃ、気を取り直して、ソーサラー(魔術師)技能。
- (キリッ)私達が、魔術師ギルドで受け継いで、教えあったり、日夜研究を重ねているのが、「上位古代語」と呼ばれていて、マナの力を言葉と身振りで引き出すものよ。
- これは、今から500年以上前に滅びた、古代カストゥール王国が使っていた言葉で、崩壊の時まで「魔法王国」として栄えていたの。
- 大陸のオランが一番規模が大きいけど、うちの国、オレリアンの魔術師ギルドも負けてないわよ?
- (え”っ、オレリアンの命名って「オランの子供」って意味なの? がーん)
- あと、セージ(学者)技能で読み書きに使う「下位古代語」は、マナの力を行使しないように魔力が抑えられた言葉で、古代カストゥール王国では”日常語”として、魔法が使えなかった市民や奴隷などが使ってたのだと、文献が残っているわね。
- ……ソーサラー技能、私より適任がいると思うんだけどねー。
- (貴女も魔術師の端くれでしょう? しっかりしなさい!←遠くからレイシュウの声)
- ……あ”-、もう、ちゃんとやるってば(汗)
- 最後は、私は持ってないけど、同じ”魔法系技能”、シャーマン(精霊使い、呪い師)技能。
- そもそも、神様が世界を創る時に、様々な精霊が力を司る「精霊界」、
- 私達、肉体を持つ人間とか他の種族、あと怪物とかがいるのが「物質界」、
- で、この2つを繋ぐ「妖精界」の3つを作ったのだけど。
- その「精霊界」の住人、つまりに精霊たちに「精霊語」で呼びかけて使うのが、シャーマンの魔法で、それを使うのがシャーマンと言うこと。
- だから、”より精霊に近しいもの”であるエルフとか、エルフが育ての親のハーフエルフ、人間の”呪い師”に多いのね?(うんうん)
- ただ、オレリアンには、「私、シャーマンです!」って人あんまりいないのよね? 魔術師ギルドが幅を効かせてる所為かしら?
- うーん……、そう言えば、”冒険者の店”で良く見かけるわね? 今まで雇ったことがある中では、シャーマンと言ったらエルフがてっぱんだったわね。
- わ、私も、説明苦手……(涙)
- こー言うのって、絶対レイシュウ様よねー?
- マークも「説明は苦手だ……」って言ってたから、全部まとめて、あの人がやれば良いのに……。
- わわっ、レイシュウ様、笑ってる顔が怖いってば!
- って訳で、私の役目は終わりっ。
- マークが説明したファイター、レンジャー、バード、私の、セージ、ソーサラー、シャーマン、で6つ。
- 次回は残りの2つ、プリースト(ラーダ、だけでなく他の神も)とシーフを、レイシュウ様がオオトリね。
- じゃあ、またね! 冒険者の店で会おうね?
Commentary
解説
- その1、その2は、3時間ほどで書き上げてます。
- マークとマリエールってポジションも性格も真逆なので、比較しながら書いてて、凄く楽しかったです。
- が、しかし。
- その3、レイシュウで詰まる、進まないっ(滝涙)悩んでも仕方ないので日を改めます。
- ちなみに、これも”とある媒体”に載せる予定ですので、お楽しみに。